今回は、出口治明さんの”働く君に伝えたい 「考える」の始め方”を読んだので、そのアウトプットをしたいと思います!
出口さんといえば、私は以前に”働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義”を読んでいて、読む前から読みやすい著者のイメージでいたのですが、今回もとても読みやすい。
内容はタイトルの「考える」から始まって、著者の熱いメッセージを感じる一冊でした。
考える力がつくと楽観的に生きられる
この見出し、「え?」と思いませんでした??
考えれば考えるほど、色々な側面を見てしまってネガティブな思考に走りがちな私は「そんな訳なくない?」と思ってしました。
著書の中ではこう書かれています。
思考力がない人は、「考える」と「悩む」を混同しがちです。
まさにネガティブに走りがちな私のことを言い当てられたようです。笑
そう、まさにそこを混同していたのです。困難な問題が目の前に現れた時に悩むのではなく、目の前のファクトをもとに構造をシンプルにし、解決策を考える。そうすれば悩む必要はなくなるのです(と、簡単に言いますが、いざ問題が目の前にあると同じ過ちを繰り返してしまいますよね。人間だもの笑)
どのように考えるのか
では本書のメインテーマである、「考え方」ですが、至ってシンプルです。
「とは」から始める
●●「とは」何か?この前提が狂うと、人との議論すらもできなくなってしまいます。
なので、まず最初にこの●●とは何か、を前提に置くことから始まります。
次に思考を深めるために「タテ」「ヨコ」「算数」で考えます。
「タテ」は時間軸。歴史のことを指します。
「ヨコ」は世界。他国ではどうなのか?別業界ではどうなのか?と思考をヨコに深めていきます。
最後に「算数」。これは数字やエビデンスをもとに考えること。
とてもシンプルでやりやすそう!
自分の頭で考えることができない理由
手法はシンプルで簡単でしたが、なぜ問題が複雑化するのか?自分の頭で考えることができないのか?
それはアンコンシャス・バイアスによる思考の偏りが出るからです。
アンコンシャス・バイアスとは、例えば女の子だからおままごと。男の子だからヒーローごっこ。みたいな性によるイメージ等の偏見のことです。
よく類似の問題は議論に上がりやすいので、その辺りは多くの人の理解としてあると思います。
じゃあ、このバイアスを外すためにどうしたらよいのか?
簡単なことで、「勉強」をすれば良いのです!
確かにここ最近、例えばLGBTの話題や、SDGsの話題が増えています。常日頃勉強していないと、いざ目の前でLGBTの問題に直面しても何も自分の考えを持てないケース等が出てくると思います。
本質を理解しながら、いかに多くの人の意見を聞き、日々思考を深めることが重要なのかと改めて感じました。